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奈良県と三重県の県境に位置する大台ケ原山（日出ヶ岳、標高1695.1m）を含む複数の山々に囲まれた東西5kmほどの台地状のエリアで、登山やハイキングに人気があります。駐車場のある大台ヶ原ビジターセンターを中心に一般登山者向けのコースが整備された東大台と立入が制限されている西大台があります。
東大台では、熊野灘を見下ろすことができて条件が良ければ富士山も見える北東端の「日出ヶ岳」、南西端で断崖絶壁を体験できる「大蛇嵓」、過去の台風被害で枯れた立木が広がる「正木峠」などが有名です。東大台のコースは、一般登山者向けによく整備されていますが、自然環境の厳しい高山地帯であり、日本でも最も雨の多い豪雨地帯です。服装や靴など登山用の装備に心がけ、急な天候変化にも対応できるようにしましょう。
一帯は、日本有数の原生林であり、特に西大台については自然保護のため立入人数が制限されており、入山に際しては、事前申請（手数料、レクチャーの受講）が必要となっています。熊などの野生動物の目撃情報も多いので、音の出る鈴やラジオを携行する方が良いでしょう。