奇妙な名前と景観の天然記念物 ―Natural monument of the strange name and scene―
奇妙な名前の由来は、鶴が群れを成しているように見えることなどから、と伝えられる奈良県の天然記念物です。
緑の森を抜けると突然、太古(1500~2000万年前の新生代第三紀中新世後期)、二上山が噴火した際の火砕流が、堆積したものだという白い凝灰岩の景色に目を奪われます。
雄大な大自然というほどではなく、向こう側に住宅地や送電線の鉄塔が見えたりするちょっと中途半端なスケール感も珍百景的な魅力です。
なお戦時中、本土決戦を目前にした陸軍が航空部隊・航空総軍の戦闘司令所として建設した複雑な地下防空壕があり一部は京都大学防災研究所附属地震予知研究センター屯鶴峯観測所として使用されています。
防空壕に関しては、時折セミナー・ツアーなどが開催されていますが、入口などは公開されていません。(管理地域への無断立ち入りはご遠慮ください。)
インフォメーション
専用駐車場(トイレもあり)から100mほど太子町側へ進んだところの北側に登り階段があります。公園として整備は進んでいますが、砕けた凝灰岩は滑りやすく、地形的にも思ったより険しいので散策する際には十分注意してください。
また北側(R165号方面、近鉄関谷駅方面)への縦走はできません。
店舗・施設名 | 屯鶴峯 |
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NAME | Donzurubo |
読み方 | どんずるぼう |
住所 | 奈良県香芝市穴虫 |
アクセス | 西名阪道の香芝インターからR168号を南へ900m旭ヶ丘団地東入口を右折、240mで左折、1.1kmで左折して橋を渡り、110mで逢坂8丁目で右折して、県道105号を2kmで穴虫西交差点を大きく左折、すぐに「太子、香芝市街」の標識に従い左にそれるように大和高田バイパスの下を右にUターンして太子方面へ向かう。Uターンしてから1km弱で左側にトイレと駐車場。 |
駐車場 | あり(無料) |