日本三大山城の一つ ―One of the highest mountain-castle in Japan―
石舞台古墳などで知られる明日香村の南側にある高取町の中心部からさらに約4km南東にある、標高583メートルの高取山山上に築かれた山城です。高取の地は、かつて土佐と呼ばれていたため、麓の旧街道は「土佐街道」、高取城は「土佐の城」とも呼ばれていました。
明治20年ごろまでは、山上に天守や櫓がありましたが、現在は主に石垣が残るのみであるため、高取城跡とも呼ばれています。
石垣は、木の根の成長などによって崩れているところもあると言われていますが、思いのほかしっかりした状態で残っており、現在のところロープや手すりも設けられていません。
長年の間に木々が生い茂った結果、見晴らしの良い場所は限られますが、国見櫓跡などからは、大和盆地、遠くは大阪平野の一部も眺望できます。桜や紅葉の名所としても知られ、11月23日(祝)には、「たかとり城まつり」が開催されます。
山城と言えば、兵庫県の竹田城などが有名ですが、麓の城下町からの高低差では日本一なのだそうです。
インフォメーション
11月23日(祝)たかとり城まつり(紅葉見頃)※2020年は中止
店舗・施設名 | 高取城(高取城跡) |
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NAME | Takatorijo-castle (ruin) |
読み方 | たかとりじょう |
住所 | 奈良県高市郡高取町高取 |
アクセス | 西名阪道の郡山インターから南へR24号とR169号を経由して約20km、清水谷交差点を壷阪寺方面に左折、壷阪寺を通り過ぎて少し行ってから標識に従って左にそれた1.5車線道の突当り(清水谷から約5km)、駐車場(簡易トイレあり)から直ぐ。 ●近鉄「壺阪山駅」より徒歩約2時間(ハイキング・登山) |
駐車場 | あり(無料)4~5台 |