後醍醐天皇の勅願所 ―A sanction from the Emperor Godaigo―
平安時代の延喜年間（901～923）日蔵上人による開基と伝えられる浄土宗の寺院で山号は塔尾山（とうのおさん）です。南北朝時代に後醍醐天皇が勅願所とされましたが、京都への帰還が叶わぬまま崩御し、後醍醐天皇陵（本堂の裏山）に京都の方角に向かって葬られました。
本尊は如意輪観音で、宝物殿には、楠木正成の長男である楠木正行が出陣の際（1346）詠んだ辞世の歌「かえらじとかねて思へば梓弓なき数にいる名をぞとどむる」を鏃で刻んだ扉や、桜材の蔵王権現立像（重要文化財）などが陳列されています。境内には正行一行の髻(もとどり)を埋めた髻塚(もとどりづか)、正行の妻となるはずだった弁内侍の黒髪を埋めた至情塚があります。また、松尾芭蕉は、ここで「御廟年を経てしのぶは何をしのぶ草」などの句を残しています。
境内のシダレザクラは中千本付近のヤマザクラ満開の時期よりも約１週間早く満開になります。
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如意輪寺
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如意輪寺
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役行者
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後醍醐天皇の腰掛石
インフォメーション
金峯山寺、吉水神社、東南院、勝手神社跡などがある吉野山の尾根筋からは谷を挟んだ反対（東）側になるため、徒歩の場合は観光道路を大回りするよりも中千本公園から一旦谷を下って再び登る方が距離的には近くなります。
| 店舗・施設名 | 如意輪寺 |
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| NAME | Nyoirin-ji temple |
| 読み方 | にょいりんじ |
| 住所 | 〒639-3115 吉野郡吉野町吉野山1024 |
| 電話番号 | 0746-32-3008 |
| アクセス | 名阪国道の郡山インターから京奈和自動車道（R24号）、R169号を経て吉野町へ。如意輪寺へは、観光車道の途中から右手に下る。 ●近鉄線 吉野駅より徒歩約35分 ●金峯山寺、吉水寺方面からは、中千本から一旦谷を下って反対側に登る。 |
| 駐車場 | あり（無料、桜シーズンは付近の駐車場で協力金が必要なことがあります） |
| ホームページ | https://nyoirinji.com/ |
地図
