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静かな散歩道として知る人ぞ知る大仏殿北側の二月堂裏参道沿いに、大正時代に建てられた工場跡地をリノベーションしたカフェが佇んでいます。
ここ東大寺・戒壇院の北側に昭和５０年代半ばまであった乳酸菌飲料の工場跡地だそうです。1925年に宮大工によって建てられたという事務室は、乳酸菌飲料と言うだけあって、研究や実験も行われていたのでしょうか、「研究所」の看板などもあり、工場と言うよりも大正・昭和初期の木造の校舎のような佇まいです。室内にも色々とレトロな小物が並べられているので、眺めていて飽きることがありません。
ここで作られていた製品名は何と「フトルミン」です。「太る」ことが健康の証であった時代の名残を感じさせるネーミングですね。