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毎年９月１７日に東大寺の二月堂前の広場で行われる盆踊り大会です。
毎月17日は観音様の縁日で、特に8月17日は「十七夜（じゅうしちや）」と呼ばれ、昔から、各地で様々な法要や催しが行われてきました。現代では、新暦カレンダーとなったため、旧暦の８月に近い９月１７日に実施されるようになりました。
ところで二月堂と言えば、お水取り（修二会）に代表されるように厳格な修行場のイメージがありますが、十七夜の盆踊りは地元の方はもちろん観光客でも自由に参加できる庶民的な行事です。
当日は、堂内や周辺に万燈籠が灯され、午後6時から、法要が営まれます。盆踊りに興味は無くても堂内や回廊の万灯籠を見るだけでも行ってみる価値はあります。
6時半からは、河内音頭や江州音頭に合わせて広場に建てた櫓を取り囲むように9時頃まで踊り続けます。河内音頭と言えば大阪、江州音頭と言えば滋賀なので、ちょっと違和感がありますが、古くから文化圏がつながっていたということもあるのでしょうね。