奈良で最も有名な行事のひとつ ―One of the most famous events in Nara―
毎年1月下旬(近年は1月の第4土曜日)に行われる行事です。
自生の芝(ノシバ)に火を放つ山焼きの起源については、若草山頂にある前方後円墳の霊魂を鎮める杣人の祭礼、また春日大社、興福寺と東大寺の領地争いなど諸説がありますが、現在のように夜間に行われるようになったのは明治時代の後半からだそうです。
例年、花火の打ち上げ開始が18時15分、山焼きの点火が18時30分の予定です。
奈良の行事として筆頭に紹介されることが多いですが、多くの紹介写真は、花火の下で山全体が同時に燃えているように写されています。これらは多重露光や重ね合わせの合成によるもので、実際は、花火と山焼きが同時に見られるわけではありません。また、芝に放たれた炎も一直線になって下から上に燃えて行くので、よほど風が強いときでなければ山全体が一気に燃え上がることはありません。
観望場所としては、若草山山麓から奈良公園一帯のほか、平城宮跡や西ノ京などが有名です。もっと遠く、生駒山や金剛山から遠望することもでき、奈良盆地各地のビル(屋上や駐車場が当日に限り開放されるところもある)などを含めると観望場所は非常にたくさんあります。
インフォメーション
2023年(1/28)は例年通り実施予定(念のため公式ページでご確認ください)
2022年(1/22)は規模縮小で実施(花火あり)
2021年(1/23)は規模縮小で花火無し、18:00~18:30に点火、山麓ゲート封鎖 ~
2020年は、1月25日(土)
花火開始 18:15予定
山焼き点火 18:30予定
店舗・施設名 | 若草山の山焼き |
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NAME | Wakakusayama Hill Burning |
読み方 | わかくさやまのやまやき |
開催時期 | 2023年1月下旬 |
住所 | 奈良県奈良市 奈良公園 |
アクセス | 混雑が予想されるため公共交通機関が便利 |
駐車場 | あり(一般の有料駐車場) |
ホームページ | https://www3.pref.nara.jp/yamayaki/ |
事務局からのご案内
写真家に人気のある特定の場所については早くから場所取りが行われるところもありますが、普通に見るだけなら非常に広い範囲から見えますので場所取りや席の確保の必要はありません。
有料席について質問される方がおられますが、有料席と言われているものは旅行社などがツアー客用に自前で準備したものです。
奈良県庁・バスターミナル屋上からの観覧については、事前に抽選が行われています。