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真言宗室生寺派大本山の寺院です。女人禁制であった高野山に対して、女性の入山が許されたことから女人高野とも呼ばれています。
ご本尊は、釈迦如来です。国宝の金堂、弥勒堂、唐様と天竺様を応用した本堂、特に屋外に建造されたものとしては世界で最も小さいと言われる五重塔が有名です。
また、興福寺の僧らが草創にかかわったことから、長い間、興福寺との関係が深かったのですが、江戸時代には興福寺の法相宗から離れて真言宗の寺院となりました。
4月下旬から5月上旬には境内に咲き乱れる石楠花（シャクナゲ）で知られていて、五重塔をバックにした石楠花は、定番の撮影スポットになっています。また、２月頃の雪に覆われた五重塔も人気ですが、実際にはこの辺りに大雪を降らせるような北西風が入り込むことは稀で、雪が積もっても午前中に融けてしまうことも多いので簡単には巡り合うことはできないでしょう。