柳生街道の古刹は紅葉名所 ―An ancient temple, famous for autumn leaves―
忍辱山(にんにくせん)円成寺は、奈良市街から柳生に向かうR369号沿線随一の古刹です。
天平勝宝8年(756年)に聖武・考謙両天皇の勅願により、唐僧虚瀧(ころう)和尚の開祖と伝えられますが、史実的には万寿3年(1026年)に命禅(みょうぜん)上人が十一面観音を祀られたのが始まりとされています。
多宝塔(再建)の本尊である大日如来坐像(平安時代)が国宝であるほか、本尊の阿弥陀如来坐像などの重要文化財があります。また、本堂の右側にある春日堂・白山堂は、安貞2年(1228年)に春日大社御造営の際に旧社殿を寄進されたもので、春日造社殿としては最も古く、こちらも国宝に指定されています。池を囲む庭園は、平安末期の作と言われ名勝に指定されています。
インフォメーション
円成寺は紅葉の名所でもありますが、奈良の市街地に比べると標高が高いこともあって、紅葉も少し早目です。
店舗・施設名 | 圓成寺(円成寺) |
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NAME | Enjoji-temple |
読み方 | えんじょうじ |
住所 | 〒630-1244 奈良県奈良市忍辱山町1273 |
電話番号 | 0742-93-0353 |
アクセス | 奈良県庁東交差点からR369号線を北へ約11km、右側に無料駐車場、お寺は左側の池の対岸です。 |
駐車場 | あり(無料) |
ホームページ | www.enjyouji.jp/ |