奈良時代のピラミッド!! ―Pyramid of the Nara era!!―
奈良時代の建造物で、階段状のピラミッドのような構造の珍しい土製仏塔です。
平安時代の『七大寺巡礼私記』以来の、玄昉の首塚である、という伝承から、頭塔と呼ばれるようになったなど諸説がありますが、現在では、神護景雲元年(767)に二月堂修二会行法(お水取り)を創始した僧、実忠が、東大寺別当の良弁の命により造ったとされています。各段には浮彫の石仏が配置され、多くが重要文化財に指定されています。
南側は、木々に覆われた森のままで保存し、北側のみを発掘調査後、復元した形として公開しています。
2021年8月追記:ホテル解体のため一時的に道路からも全体を眺めることができる状態になっています。
2021年11月追記:ホテル跡地が無料開放されています。
2022年11月追記:新たな工事が始まりました。ホテル跡地の無料開放は終了したようです。
インフォメーション
2022年11月:頭塔手前、ホテル跡地の無料駐車場開放は終了したようです。
史跡頭塔、浮彫石仏特別公開2018年4月28日~5月6日
史跡頭塔 秋の特別公開2017年10月28日~11月13日 【問】0742-27-9866保存顕彰会
店舗・施設名 | 頭塔 |
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NAME | Zuto-pagoda |
読み方 | ずとう |
住所 | 奈良県奈良市高畑町921番地 |
電話番号 | 0742-26-3171 |
アクセス | 天理インターよりR169号を北上、福智院北交差点を右折、ホテルウェルネス横(天理インターから合計約8km) ●奈良交通「破石町」(わりいしちょう)バス停下車すぐ |
駐車場 | あり(有料:高畑観光駐車場など) |
事務局からのご案内
日本でピラミッド状の建造物と言うと驚かれますが、世界最大の墳墓「仁徳天皇陵」で有名な大阪府堺市にも奈良ゆかりの僧・行基が建造したと伝えられる「土塔(どとう・どうと)」というピラミッド型の十三重の仏塔があります。
奈良の頭塔と堺の土塔は、直接関係はありませんが、奈良と堺は、お茶の世界で奈良の「村田珠光」、堺の「千利休」という縁があったり、一時期、奈良県全体が堺県に併合されたことがあったり、と色々なつながりがあります。