奈良の中秋の祭事 ―The harvest moon festival in Nara―
中秋の名月の夜(旧暦8月15日)に猿沢池や池畔の采女神社周辺で行われる神事です。
奈良時代に天皇の寵愛をうけた采女(うねめ)が、天皇の関心が薄れたことを悲観し猿沢池に入水した霊を慰めるものです。
前日の夕方から宵宮際があり、当日は午後5時にJR奈良駅を起点として、秋の七草で飾られた花扇を中心に御所車に乗った十二単姿の花扇使やミス奈良、お稚児さん達、そして同じ采女伝説のある姉妹都市 福島県郡山市からミスうねめが天平衣装をまとって三条通から采女神社へと進んで行きます。
午後6時から、猿沢池畔の采女神社で花扇奉納神事が、執り行われます。2015年は、花扇奉納神事の後、管弦船の儀が行われる前に采女伝説の「うた語り」が披露されました。
午後7時過ぎからは二艘の管弦船が、采女神社の前を出発し、時計回りに猿沢池を二周します。その後、池の中心辺りに花扇を投げ入れて神事が終了します。
インフォメーション
月齢(旧暦)に基づく行事であるため、毎年開催日は(約1カ月の幅で)変わります。
2022年9月9日(宵宮)、9月10日(本祭)は関係者で神事のみ実施となります。
2021年9月20日(宵宮)、9月21日(本祭)は関係者で神事のみ実施となります。
2020年9月30日(宵宮)、10月1日(本祭)は関係者で神事のみ実施となります。
2019年は9月13日(本祭)の開催になります。
2018年は9月24日(本祭)の開催になります。
2017年は10月4日(本祭)の開催になります。
2016年9月14日(水)17:00~18:00 宵宮祭
2016年9月15日(木)17:00~20:00 本祭
17:00~花扇奉納行列(JR奈良~三条通~采女神社)
18:00~花扇奉納神事(采女神社)
19:00~管弦船の儀(猿沢池畔)
店舗・施設名 | 采女祭 |
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NAME | Uneme-festival |
読み方 | うねめさい |
開催時期 | 2023年9月下旬 |
住所 | 奈良県奈良市樽井町 |
アクセス | 当日は、公共交通機関の利用をオススメします。(JR奈良駅、または近鉄奈良駅から徒歩) |
駐車場 | あり(周辺の有料駐車場)当日交通規制があります。 |
事務局からのご案内
猿沢池の龍は、入水した采女の穢を嫌って、室生龍穴神社に移り住んだとの伝説があります。
龍穴神社の奥には伝説の龍穴も残っています。