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奈良県と三重県の県境に位置した国立公園で、標高約900mの広大な高原です。
曽爾村の西側には国の天然記念物に指定されている柱状節理の屏風岩、鎧岳、兜岳など険しい地形が連なるのに対して、東側は倶留尊山、亀山、古光山などのならだかな山々が広がり、奈良とは思えない雄大な高原になっています。
お亀池や緩やかな起伏に沿って遊歩道が何本も整備されており、高い木もあまり無いので、少し高い亀山峠などに登って周囲を見渡すことも可能です。
夏の緑や冬の雪景色も綺麗ですが、特に秋は一面見渡す限りのススキが群生して、日光を浴びて銀色に、また夕日を浴びて黄金色に輝く様子が大変美しく、9月中旬から11月下旬にかけては日没後のライトアップも行われます。ただ、昔に比べるとススキの数は減少しており、養生のため立ち入りが制限されている遊歩道もあります。
また、高原に向かう途中に温泉施設「お亀の湯」があり、大阪からも2時間弱で気軽に訪れることができる高原リゾートとなっています。