多数の美術工芸品を収蔵 ―A variety of arts and crafts were stored―
毎年秋に開催される『正倉院展』で良く知られる校倉造(あぜくらづくり)の大規模な高床式倉庫です。写真では分かりづらいですが、高さが14m、奥行き9.4mで全長33mもあるので、柵の一番前まで行くと全体を写真に収められないくらいの大きさです。
元は東大寺の倉庫(正倉)で、大仏殿の裏側(北北西)に位置していますが、現在は内務省の管理下にあって、東大寺の敷地外とされています。
聖武天皇・光明皇后ゆかりの品をはじめとする、天平時代を中心とした約9,000点の美術工芸品を収蔵していますが、これらの収蔵品から数十点が秋の『正倉院展』(公開場所は奈良国立博物館)で公開されます。普通は社会科の教科書などでしか見ることのできない貴重な宝物を直接見ることができる機会ですが、一度公開された収蔵品は、原則10年間は再公開されないとも言われます。
建物自体も「古都奈良の文化財」の一部としてユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されています。
インフォメーション
正倉院展は、正倉院ではなく、東大寺の南南西側にある奈良国立博物館で開催されます。
店舗・施設名 | 正倉院 |
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NAME | Shoso-in Treasure Repository |
読み方 | しょうそういん |
住所 | 〒630-8211 奈良県奈良市雑司町 |
アクセス | 名阪国道の天理インターからR169号を北上(約8km) ●JR奈良駅から徒歩約35分 ●近鉄奈良駅から徒歩約25分 ●奈良交通バス「今小路」から徒歩約8分 ●奈良交通バス「大仏殿春日大社前」から徒歩約15分 |
駐車場 | あり(周辺の一般有料駐車場) |