世界最古の天文図 ―The world's oldest astronomical chart―
キトラ古墳は、高松塚古墳に続き日本で2番目に発見※された壁画古墳で、壁に描かれた東西南北を守る玄武(北)、青龍(東)、白虎(西)、朱雀(南)や天井に描かれた精密な天文図で知られています。キトラとは、地名の北浦がなまったものだそうですが、四神にちなんで亀虎と記述されることもあるそうです。古墳の埋葬者についてはわかっていませんが、山の中腹にある円墳で、上段が直径9.4m、下段が直径13.8m、高さは全体で約4mと推定されています。
四神の館は、キトラ古墳の隣にある体感型施設(入館無料)で、実物の壁画や出土遺物を保存管理しています。概要ゾーンには、実物大で再現された石室のレプリカなどが展示されていますが、レプリカは、単なる写真ではなく、壁画の剥がれかかったところなども忠実に再現されています。また、天井の天文図や壁画が投影される壁画ゾーンでは、床の長方形の部分に寝転ぶと埋葬された気分を味わえます。
頭上の天文図は、地球の自転軸は年々変化しているので、これの原本が中国で作られた年代までも推測できるのだそうです。もちろん、世界最古の天文図です。この他にもジオラマや説明パネル、出土品の展示、ビデオの上映などがあります。
※昭和58年(1983)にファイバースコープを使った調査で石室内の彩色壁画のひとつ、玄武が発見されました。
インフォメーション
「四神の館」開館時間 9:30~17:00
※12月~2月は16:30閉館
12月29日~1月3日休館
※キトラ古墳壁画保存管理施設(1階)は、毎週水曜日閉室
店舗・施設名 | キトラ古墳・四神の館 |
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NAME | Kitora Tumulus, Shijin-no-Yakata |
読み方 | きとらこふん・しじんのやかた |
住所 | 〒634-0134 奈良県高市郡明日香村阿部山67 |
電話番号 | 0744-54-5105 |
アクセス | 西名阪道の郡山インターから京奈和自動車道などを経由して飛鳥駅前へ約20km、そこから県道210号を南南東へ約1.7km ●近鉄壺阪山駅から東の方向に徒歩約15分 ●近鉄飛鳥駅から徒歩約30分 ●飛鳥駅からバス(飛鳥キトラ線)あり |
駐車場 | あり(無料) |