唐傘のような珍しいお堂 ―Rare architecture, looks like an umbrella―
山辺の道の古刹である長岳寺から参道を西に850mほど下った上ツ道(上街道)との交差点に建つ、小さなお堂(長岳寺の飛び地境内)です。真面堂、傘塔などの呼称もあり、中心に丸くて太い心柱が、また四隅にも細い柱があります。円柱形の心柱の上部は、角形になっています。四方に向かって梵字が刻まれており、心柱を大日如来に見立てているのだそうです。明治41年4月23日に国の重要文化財に指定されています。
なお、葛城市染野(当麻寺の近く)にある傘堂とよく似ていますが、時代的には五智堂の方が古く、鎌倉時代末期の建立と言われています。
店舗・施設名 | 五智堂(長岳寺) |
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NAME | Gochido-small hall (Chogakuji temple) |
読み方 | ごちどう(ちょうがくじ) |
住所 | 〒632-0052 奈良県天理市柳本町 |
アクセス | 西名阪道の天理インターからR169号を南へ約6km、長岳寺手前のT字交差点を右折して300m ●JR柳本駅から北東へ徒歩約20分 |
駐車場 | なし |
事務局からのご案内
天理市の五智堂と葛城市の傘堂…
昔、沼地であった奈良盆地を挟んで対峙する東西二つの地域によく似た建物があるのは興味深いですね。