奈良で最大のとんど(正月飾りを焼く行事) ―Burning of New Year's decorations―
毎年1月14日に行われる「とんど」「どんど」「左義長」のひとつで、御所市の吉祥草寺に伝わる“大とんど”は、全国的に見ても最大級の規模でもちろん奈良では一番大きいものです。雄雌一対の大松明は、高さ6m、直径3m、重さは700kgで、1300年の歴史を持つと言われます。
雌雄一対あるのは、もともと陰陽道に由来する行事だからだそうです。また雄松明は玉手地区、雌松明は茅原地区の方々によって作られます。早く現地に入れば雄松明の設置の様子も見られます。
点火の前には、護摩奉納や踊りの奉納なども行われますが、山伏の装束をまとった修験道の行者さんが奈良南部の伝統を感じさせます。
点火は、午後8時ですが、1時間ほど前から少しづつ人が増えてきて、8時前には、境内は参拝客でいっぱいになります。点火は雄松明、続いて雌松明の順に行われますが、点火されると松明は高い火柱となって燃え上がり、9時過ぎまで葛城山麓の空を焦がします。
午後9時頃に炎の勢いが弱まると、雄松明と雌松明の間を潜り抜ける「御渡り」をすることもできます。
インフォメーション
~ 2022年は規模縮小で開催 ~
大松明は一つ、点火は午後8時頃の予定
~ 2021年は中止となりました。 ~
例年の大とんどは午後8時から9時過ぎまでです。
店舗・施設名 | 茅原の大とんど |
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NAME | Chihara-no-otondo |
読み方 | ちはらのおおとんど |
開催時期 | 2023年1月14日 |
住所 | 奈良県御所市茅原279 吉祥草寺 |
電話番号 | 0745-62-3472 |
営業時間 | 毎年1月14日(点火は20時以降) |
アクセス | 郡山インターからR24号(橿原バイパス)を南へ約19km、県道116号線沿いに臨時駐車場入口 |
駐車場 | あり(無料臨時駐車場) |