- 2021-12-6
- ブログカテゴリー: 新着情報。
奈良観光.JPの年間のアクセス数から作成した絶景の人気ランキング、前回のベスト10発表から3年以上経ったので、2021年版を作ってみました。普通の観光ツアーでは立ち寄ることのないちょっとレアで穴場な絶景スポットが勢揃い、新しい顔ぶれもたくさんランクインしていますよ~
【1位】深谷龍鎮渓谷(龍鎮の滝)
前回ランキング4位からトップに躍り出た龍鎮の滝! TV番組などで繰り返し放映されたのが人気の秘密でしょう。室生湖に注ぐ清流で「やまとの水」に選定されている山深い渓谷です。室生ダムの周遊道路から徒歩約3分と意外と簡単にアクセスできるのが利点ですね。近年は観光客の増加によるマナー違反もたびたび話題になります。龍鎮神社の御神域であるため、水遊びや釣り、キャンプ、バーベキューなどは厳禁です。
【2位】龍王ヶ淵(龍王ヶ渕)
前回に続き堂々のランクインです。水鏡に映る周囲の森が東山魁夷の世界を彷彿させるプチ秘境感が何とも言えない絶景スポット。長らく写真家など一部の人にしか知られていない存在でしたが、「死ぬまでに行きたい!世界の絶景」に掲載され、最近ではムック本やテレビ番組でも毎年のように紹介されるようになりました。水鏡に映る新緑のほか、夏のチョウトンボ、雪景色、天の川の撮影など四季折々の景色が楽しめます。
【3位】ナメゴ谷
天川村と上北山村を結ぶR309号線「行者環林道」にある絶景スポットで、緑色の針葉樹の中で尾根筋だけに山桜などの広葉樹が残された珍しい景観が「昇龍」に見えることで知られています。近年は観光ポスターなどのほか、雑誌やテレビでも毎年紹介されるようになりました。奈良市の中心部からだと車で2時間以上かかる立地でありながら、桜と紅葉の時期には大勢の観光客やカメラマンが訪れます。
【4位】笠のソバ畑
こちらも前回に続いてランクインです。15ヘクタールの広大なソバ畑が見られる桜井市笠地区です。花が満開になるは9月中旬ごろで、一面真っ白な景色を求めて、多くの観光客やカメラマンが集まります。朝日、夕日に輝く畑や、雨の後の霧に霞む景色も魅力的です。ただ、台風が接近することもある季節であるため、年によっては、満開になる前に倒されてしまうこともあります。
【5位】室生川のホタル
前回に引き続きランクインです。古くから蛍街道とも呼ばれ、ゲンジボタルが多く見られた地域です。近年は、台風による水害の影響や光害などもあって、奈良県東部や南部の他の地域と比べて特別ホタルが多いと言うわけでもないのですが、やはりネームバリューの力なのか、あいかわらず人気が高い地域です。ピークシーズンは、室生大野近辺が6月初旬、川上の方は7月初旬までと長く楽しめるのも魅力ですね。
【6位】大仏蛍
大仏殿の裏側、二月堂裏参道周辺で見ることができる天然のゲンジボタルを大仏蛍と呼んでいます。一時は絶滅が危ぶまれましたが、「大仏蛍を守る会」の保護活動などで復活しました。近鉄奈良駅など奈良市の中心部から徒歩でアクセスできる立地にありながら天然のホタルが見られることから人気があります。見頃は東部や南部の山中に比べると少し早く、5月末から飛び始め6月中旬までです。二月堂で夕日、夕焼けを堪能してからホタル観賞に向かうという散策プランもオススメです。
【7位】又兵衛桜
大宇陀の本郷地区にあって、本郷の瀧桜とも呼ばれる推定樹齢300年のシダレザクラです。一説に大坂夏の陣で活躍した後、大宇陀の地に家屋敷を構えた戦国武将の又兵衛(後藤基次)に因んで名づけられたことや大河ドラマのオープニングに映像が使用されたこともあって全国的にも有名になりました。シダレザクラであるため同じ宇陀周辺のソメイヨシノに比べると約1週間開花が早く、奈良盆地のソメイヨシノとだいたい同じ時期に見頃になります。2019年のピーク時には、未明から対面の川岸などに数百人のカメラマンが三脚を構えました。
【8位】立里荒神社(雲海)
野迫川村、荒神岳の頂上にある弘法大師空海ゆかりの高野山の奥社です。正式名称は「荒神社」ですが、一般的には立里荒神社と呼ばれています。日本三大荒神社のひとつとされます。雲海景勝地として知られ、早朝、条件が揃えば、駐車場の直ぐ近くや本殿などの境内地から雲海と朝日を望むことができます。野迫川村の道路沿いにも高野辻休憩所など「雲海景勝地」が何カ所かあります。
【9位】五條市ひまわり園
奈良県下最大規模のヒマワリ畑です。ヒマワリは連作障害が起きやすいと言われますが、2020年がコロナ禍の影響で閉園となっていたことも影響してか、2021年は特に見ごたえがありました。上野(こうずけ)公園駐車場の道を隔てた北側にみどり園が設置したヒマワリ畑で、五條市農業委員会との連携で遊休農地を再生し、栽培管理を福祉施設のあすなろ園に委託しているそうです。
【10位】明神山
TV番組でも多く紹介され、人気が急上昇中の気軽に登れる標高270mのハイキングコースです。山頂には整備された展望台(トイレ、自販機)があり、南西方向を除いてほぼ360度の大阪と奈良、両方のパノラマが楽しめます。東側では若草山や大神神社の大鳥居、大和三山、また空気が澄んでいれば、奈良県東部・南部の山脈(大和アルプス)も見え、無料の双眼鏡も設置されています。西方向では大阪や神戸はもちろん明石大橋も望むことができます。稀に雲海が見られることも…
なお、今回はランクインしなかった人気の絶景ポイントもまだまだいっぱいあります。当サイトの情報を参考に是非行ってみてくださいね~