- 2020-7-30
- ブログカテゴリー: 行ってきました!。
話題のネオワイズ彗星、肉眼でも見える明るさだったのですが、日本は生憎の梅雨時期にあたってしまい、奈良からも何回か雲の隙間から見えたそうですが、全体としては観測条件が良くありませんでした。既に遠ざかり始めていますが、今夜は急に雲が消えて晴れてきたので、北西の空を観測してみました。
奈良からだと北西の空は都会の光害が酷くて肉眼ではほとんど星が見えません。さらに月も出ているので、まず肉眼で見ることはあきらめて、辺りをつけてデジカメで撮ってみました。
専門のサイトなどで確認すると今日の彗星の位置の近くには肉眼で見えるような明るい星はありません。北斗七星とアークトゥルスは肉眼でも見えていたので、北斗七星のアルカイド(柄の一番上端の星)とアークトゥルスを結んで、その下に正三角形の頂点を作る感じでだいたいのアタリをつけて、望遠ズームレンズの広角側(70mm)で撮ってみました。カメラのモニタ画面で、ぼんやりした星を探すと… ありました!(上の写真の←)
次にライブモードでモニタ画面を見ながら雲台を調節して彗星がモニタの中央に来るように角度調整します。そのあとズームを望遠側(200mm)にしてセット完了です。
上の写真(トリミング)は、5枚撮って加算平均で重ね合わせています。
晴れているとは言え、色々条件が悪いので、まぁこんなもんでしょうか(^^;)
毎日、地球からは離れていきますが、しばらくはこんな感じで見えるでしょう。次に地球に接近するのは6700年後だそうです。