いよいよ見頃が近い吉野山の桜開花状況です。上千本ではまだ多くの山桜がツボミですが、上千本から見下ろす中千本周辺は、開花している木も少しずつ増えてきました。白っぽく見えるのが開花している木、少し赤味を帯びて見えるのがまだツボミの多い木です。
上千本の下の方や中千本の周囲では、吉野山特有のモザイク模様も見えてきました。吉野山のヤマザクラは、公園のソメイヨシノとは違って、一本一本に個性があり、開花時期や咲いた時の色も違っています。そのために一斉に同じ色になることは無く、モザイク模様に色が変わって行きます。今年は、同じく暖冬だった一昨年(2018年)と開花時期が似ていると言われますが、一昨年が一斉に咲いて数日で散ってしまったのに比べると、今年は全体にゆっくりと推移しているように思われます。中千本~上千本の見頃ピークは今週末頃でしょう。
こちらは下千本の辺りです。ヤマザクラに関して言えば、こちらもまだツボミの木も残っているので、そんなに中千本との差はありません。ただ、先に満開になっていた早咲き桜やシダレザクラは見頃終わりがっ近づいています。