- 2018-10-25
- ブログカテゴリー: 行ってきました!。
この季節、ススキやコスモスと同じくよく見かけるのがこれ、セイタカアワダチソウです。
「外来植物=悪の元凶」の代表格みたいに言われたこともある植物ですが、実は秋の生け花にも使われる観賞用植物であり、貴重な蜜源でもあります。
最近では、実は意外と繁殖力の旺盛なススキなどに巻き返されて矮小化しているものが多いのですが、場所によっては、こんな風に大群生になっているところもあります。なかなかの迫力でしょ!
セイタカアワダチソウって、なぜ、こんなに嫌われたの?
(1)花粉症のもとになる?
……花粉症のもとになるのはブタクサで、セイタカアワダチソウとは別の植物です。
……つまりこれって完全な濡れ衣です(^^)!
(2)根から毒を出す?
……まるで汚染物質をまき散らしているような言われ方ですが、これはアレロパシーと言う割とよくある
……植物の性質で、他の植物や自分自身の成長を抑制する働きがあります。(連作障害の原因の一つとも)
……「毒」と言っても人間には害はありませんし、自然に分解される性質のものです。
(3)数十年前は今よりもずっと大きく育って大繁殖した?
……日本に渡ってきた頃は、在来の植物と吸い上げる養分の違いや根の深さの違いから大量の養分を
……吸い上げて巨大化したのでしょう。現在は、アレロパシーによる(自家中毒)矮小化やススキ
……などの在来植物に追いやられるなどしているケースも多く見られます。
日本の野山で普通に見かける草木も古い時代に海外から持ち込まれたものが多くあります。そろそろセイタカアワダチソウも帰化植物として認めてあげても良いのでは?
昔は、あれだけ嫌われていたヒガンバナだって今は人気があるので、そのうち人気が出るかもしれません。(^^)