昨日の朝は久しぶりに奈良公園の飛火野(とぶひの・とびひの)に行ってきました。良く晴れた朝は、放射冷却で冷え込みます。昨日のように高湿低温で風が弱い朝と言えば、霧が出る条件ですが、氷点下になるこの季節は霧にはならずに霜になってしまうことが多いので、一面が霜で、まるで雪原のように真っ白になった飛火野と鹿の群れを見ることができますね。
日が当たると雰囲気が一気に変わります。奈良公園は東側に山があるので、朝日が差し込むのが遅く、あまり赤い色の光は望めませんが、逆光で撮ると霜がキラキラと輝き、鹿の輪郭がラインライトでくっきりと浮かび上がります。
望遠レンズ主体で撮っていますが、この時間帯はカメラマンも多いので、広角で人が入り込まないように撮るのは結構難しいかも… 上の写真の右は、何故か突然一斉に坂を駆け上がり出す鹿たちです。
太陽が出るとみるみるうちに霜は融けていつもの飛火野の風景に戻ります。
なお、2月27日までの金・土・日曜日・祝日・祝前日※には、朝の 10時から15分間ほど、ここ飛火野で「鹿寄せ」も行われています。
※雨天決行・荒天中止。