大願寺とホトトギス

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大宇陀の大願寺に行ってきました。聖徳太子発願の寺と伝えられ、薬草料理(精進料理)でも知られています。門に続く石段は苔生していて、ここだけでしばらく眺めていたくなる雰囲気ですね。雨の時に来た方が良かったかも…

上の写真が本堂です。境内には色々見どころがあるのですが、それぞれに案内板が設置されているのでとてもわかりやすくて助かります。


特に興味深かったのはこちら、「おちゃめ庚申さん」です。身代わり申で有名な奈良町の庚申堂と同じ庚申さんですが、何ともユニークなお姿! (右の円内は拡大)
「おちゃめ」の名前からは、アニメキャラクターのようなものを想像しますが、どちらかといえば宇宙人?古代文明の遺跡?を感じさせるような造形ですね。


石段をさらに上ったところに今の季節の山草「ホトトギス(杜鵑草)」が沢山咲いていました。日本原産とも言われ、さほど珍しいというわけでもありませんが、花柱がイソギンチャクのような面白い形をしています。毒々しく見える紫色の斑点が、ホトトギスの胸の模様に似ているというのが名前の由来らしいですが、実際はあまり似ていないようです。(^^)


ツボミはツリガネのような形(上の写真の左上)をしていますが、もちろん下が開くわけではなく上が開きます。どんな風に開くかと言えば上の写真の右上のような感じです。この紫色の斑点でハチなどの昆虫を引き寄せて、イソギンチャクのような花柱で昆虫の体に花粉を付けるのでしょうね。

大願寺は、道の駅「宇陀路大宇陀」のすぐ裏側、駐車場から徒歩1分です。

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