室生向渕のスズランが満開

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室生向渕のニホンスズランが例年よりも早く満開になっています。早くも梅雨に入ってしまいましたが、雨の中でもスズランは元気に咲き誇っていました。
ここの群生地への道は県道から分かれた後の最後の800mほどが道も狭く路肩の状態が良くありません(一部未舗装)。運転が不安な方は、県道沿いの分岐点に臨時駐車場があるので、そこから徒歩でアクセスしてください。奥の駐車場は5台ほど停められますが、駐車場の横にもスズランが咲いています。群生地は、駐車場から50mほどのところで途中に獣除けの柵と扉があります。


ニホンスズランは、庭園や庭先などで見かける園芸種のドイツスズランと比べると葉っぱが大きくて、花は葉っぱに隠れるように咲いています。また、下から覗き込んでみると中も白っぽくて少し黄色に見える部分がある(ドイツスズランは、赤紫色)のが特徴です。
原生地のニホンスズランは、国の天然記念物として保護されており、もちろん盗掘は許されませんが、冷涼な気候に加えて土質などもあって、持ち帰っても育てることは困難と言われています。また、スズランは、花、葉、茎、根に毒があるので手で触らないように注意しましょう。


スズランは、開花してから日数が経つと花びらが乾燥して茶色っぽくなってきます。気温が高い日が続きますが、幸い湿度が高いので、10日位は見頃が続きそうです。
なお、小さな花なので、カメラで撮影するには「光学倍率」の大きなマクロレンズが適しています。「光学倍率」とはズームレンズの「ズーム倍率」とは違って、「実物と比較して像をどれだけ大きく写せるか」を表すもので焦点距離と最短撮影距離で決まります。焦点距離の短い標準レンズや広角レンズでも最短撮影距離が短ければ大きく写すことができます。

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