- 2020-12-29
- ブログカテゴリー: 行ってきました!。
今朝は数日前から目を付けていた雲海日和でした。この時期、雨が降った後は、大陸の高気圧から強い風が吹きこんで寒波になるのが常ですが、今朝のように穏やかな風の弱い朝を1回挟んでから寒波になると言うこともあるので油断できません。(^^)
ただ、前日夜の気象予報を見ると朝の3時過ぎ頃から薄い雲がかかって、放射冷却がそれほど強くならないとのこと…
若草山などから見る奈良盆地の大雲海も期待していましたが、それは無理っぽいので、結局、無難に宇陀榛原の鳥見山に向かいました。途中、桜井の山沿いなどでは、視程が20m以下の濃い霧のところもありましたが、奈良盆地(特に北部)は全く霧が無い場所がほとんどでした。
月が出ている夜ですが、午前5時過ぎごろには月明かりも雲を照らすだけとなり、雲海の下の街灯が浮かび上がってきました。
榛原の市街地も低めの雲海が濃くなったり、薄くなったりを繰り返しています。低めの霧がソフトフィルター代わりになって街灯を柔らかく滲ませてくれます。
室生方面のオーロラ風雲海はこんな感じ… 上空の青い光を雲が遮っているのでいつもとは少し色味が違いますが、空が暗い状態なので、いつもは10分ほどで終わってしまう「空と街灯の明るさのバランスが取れる見頃時間帯」が今日は長く続きました。
東の空に雲の薄いところがあったのか、意外と焼けて、朝日も見えました。
この時期良く見られる現象(太陽柱の一種※)で、太陽が縦に伸びて、それが雲で分断されて三つくらいになって見えています。
※空気中の平たい氷晶が水平を保った状態で落下するために光を上下方向に反射して太陽光が縦長になって見える現象)
雲の状態から、暈や幻日も見えないかなと思いましたが、ここからは確認できませんでした。
なお、今朝は気温がそれほど低くありませんでしたが、特に雨の降った後の早朝などは、道路が凍結している恐れがあります。凍結路は、冬タイヤでも滑りますので走行には十分注意してください。