- 2020-9-10
- ブログカテゴリー: 行ってきました!。
8月はほとんど雨が無く、8月末には連続して夕立があったものの朝まで続く雨がほとんど無かったので、今朝は久々の雨雲海を期待して吉野山へ… 「雨雲海」と言う言葉があるわけではありませんが、雨上がりには蒸気が一気に立ち昇ることが多く、無風で地面が冷えているなどの条件が合えば、霧が低く広がって雲海状になることもあります。特に早朝は、晴れていなくても多少なりとも放射冷却はあるので、昼間などに比べるとそのチャンスは高いでしょう。
到着時は、まだ雨が降っていたので、あまり霧が出ていません。時々、少し小降りになると谷間から霧が出てくる程度ですが、後方、吉野川から竜門岳の間は、既に雲海の様になっていますね。
中央に写っている金峯山寺の蔵王堂の灯りが消える時間は、季節によって変わりますが、今朝はかなり明るくなる5時過ぎまで点いていました。実際は写真のように青いわけではないのですが、街灯の赤っぽい色にホワイトバランスを合わせると相対的に青っぽく写ります。昔はこんな色ではなかったので照明がLED化されているのかも知れません。赤い街灯の中で蔵王堂だけが青く浮かび上がるのでこれはこれで悪くないです。(^^)
こちらは、雨が上がって、霧が昇り始めたところです。ブルーアワーなので普通に撮ると全体が真っ青になりますが、上の写真では見た目に近くなるようにホワイトバランスを調整し直しています。相対的に蔵王堂のライトアップは赤く見えます。
これだけ明るくなっても照明が点いているのは、今の季節ならではかも知れませんが、全体の明るさのバランスが取れるので嬉しいですね。
丁度、蔵王堂で朝座勤行が始まる時間なのか、太鼓や法螺貝の音も聞こえてきます。
霧が少し風で画面の左から右に流れてから、今度は右から左に流れて一斉に立ち昇ってきました。フラットな雲海ではありませんが、良い感じに蔵王堂の屋根が浮かび上がってくる瞬間もありましたよ。(^^)
タイムラプス動画は後日アップします。