昨夜は薬師寺で鬼追式

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昨夜は、薬師寺の花会式(修二会)結願の鬼追いに行ってきました。今年の花会式は、新型コロナウイルスの影響で中止や変更になった儀式や奉納も多く、鬼追いも内容を一部変更して実施とのことでした。開門は午後6時(通常の拝観は午後5時で一旦閉門します。)ですが、鬼追いは、法要などの後になるので午後8時30分頃からと例年と同じでした。


例年は、本堂の前に鬼が暴れまわるための舞台が組まれますが、今回は舞台は無く、柵だけが設けられていました。そのため、参拝者は、本堂の正面を開いた状態で間近で法要の様子をご拝観させて頂くことが可能でした。参拝者も例年に比べるとかなり少ないですね。

言うまでもなく、薬師寺は、天武天皇が皇后(後の持統天皇)の病気平癒のために発願した病気平癒と健康祈願のお寺です。もちろん、今回の法要では新型コロナウイルスに対する言及がありました。


午後8時半からの鬼追式では、鬼たちが暴れまわり、手に持った松明を拝観者に向かって容赦なく投げつけてきます。今年は舞台こそありませんでしたが、その分、鬼と拝観者の距離感が近く、むしろ例年よりも迫力があったかもしれません。
もともと「鬼」というのは、人々に災いをもたらす、姿かたちの無い恐ろしい存在のことだったそうで、疫病を流行らせるウイルスそのものとも言えます。


儀式では、最後に毘沙門天が現れて、鬼たちは退散しますが、新型コロナウイルスの流行もできるだけ早く収束して欲しいものです。

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