- 2019-11-4
- ブログカテゴリー: 行ってきました!。
これからの季節、夜が長くなるので星を見るには最適です。夕方には夏の星座、夜半には秋の星座から冬の星座、明け方には春の星座と全天のうちのかなりの部分を一晩で見ることができます。
上の写真は、午後8~9時ごろに北を向いてそのまま天頂近くを見上げたところです。西の空には夏の大三角形や白鳥座が見えています。天の川の中で一番明るくて色が濃い「いて座」の辺りは地平線に沈みかけているのでほとんど見えませんが、白鳥座からカシオペアの辺り、丁度真上に近いところになるので光害の影響も少なくて見やすいでしょう。肉眼では確認が難しいですが、デジカメで撮ればアンドロメダ銀河や二重星団も確認できます。(上の写真は魚眼レンズで撮っています。望遠で撮るよりも広角や魚眼レンズで撮った方が簡単です。)
こちらは東の空です。肉眼ではぼんやりとした星の集団に見える「すばる」(プレアデス星団)は、簡単に見つかるでしょう。歪んだ五角形のように見えるのが「ぎょしゃ座」で、その中で一番明るいのがカペラです。この辺りもデジカメで撮ると天の川のモヤモヤが確認できます。赤いインクの染みのように写っているのがカリフォルニア星雲で、拡大するとアメリカのカリフォルニア州のような形をしています。
この後、ぎょしゃ座やすばるは、高く昇って行き、夜半にはオリオン座などの冬の星座が見えてきます。さらに夜明け近くになると、北斗七星、しし座、春の大三角形も見えてきますよ。