今夕も薄明光線

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一昨日の夕方、近畿地方の空に青い影が空を分断するように現れて、テレビニュースにもなるなど大きな話題になりました。これは、薄明光線と呼ばれる現象で、光芒、天使の梯子などとしても知られています。天使の梯子と言うのは、天国から地上に降りてくる光に見えるからで、主に高い場所にある太陽が雲に隠されたときに見えるものを指して言う事が多いようです。
一昨日のように日没後(日の出前)に地平線の彼方からの太陽光線が高い山や雲に隠されて起きる場合は、光芒が上向きに見えるので、単に薄明光線と呼ばれることが普通です。そして、夕方に積乱雲が発生しやすいこの時期には結構高い頻度で見ることができます。
今日も一昨日ほどはっきりとはしていませんが、複数の薄明光線が西の空に(写真は法起寺)見えました。太陽光線は地球から見るとほとんど平行光線なので、西から近づいてくるときは広がっているように見えますが、東の彼方に遠ざかるときは逆に一点に収束して行くように見えます。今日は薄くてはっきりとは見えませんでしたが、夕方東の空に見える光芒は「反薄明光線」と呼ばれて、まるで太陽が無い筈の東の空から光が広がっているかのような不思議な現象です。

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