吉野山で葛切り&葛餅

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ヤマザクラが見頃真っ盛りの吉野山でスイーツと言えば吉野本葛(ほんくず)を使った葛切りや葛餅です。
単に「くず餅」と言うと小麦粉を原料にした関東の久寿餅や、葛粉を使っていないお土産品など色々ありますが、やはりここで食べたいのは、100%葛粉※と水だけで作る本場の味ですね。
今回行ったのは、目の前で葛切りと葛餅を作るところを拝見して直ぐその後に食べられるという最近海外からの観光客に流行りの「体験型ツアー」のような(解説は日本語のみですが^^)お店です。
葛切りと葛餅は、作ってからの賞味期限が10分間とも言われるので、その場で作ってくれるのは嬉しいですね。

※葛粉はクズという植物の根っこから精製して作りますが、吉野周辺の大宇陀などでも生産されて吉野葛として販売されています。世界一高級な澱粉とされ、吉野本葛と表記してあるものは、100%葛粉を使ったもので、吉野葛と書いてあるものは50%葛粉に甘藷澱粉を加えたものだそうです。


葛餅(写真左)と葛切り(写真右)は原材料は葛粉と水だけなので全く同じですが、作り方と出来上がったときの水分量が違うそうです。右の葛切りは、湯煎して白く固まりかけていたものが、熱湯に沈めた瞬間に目に見えないほど透明になります。


透明になった葛切りです。美味しそうですね。冷たいお菓子のイメージがありますが、氷水などで冷すわけではなく、このまま細長く切ったものを頂きます。


賞味期限10分間(^^)の葛餅と葛切りを桜の見えるお部屋で頂きました。あまりに透明で、器に入ったままでは写真に写らないので黒蜜を付けて…

なお、こちらのお店は、一人の職人さんで30分ごとに葛切り2人前と葛餅3人前しか作られていないので、前日(吉野宿泊)か当日の店頭予約(電話やネットは不可)が必要です。中千本や上千本に行く前に予約して帰りに食べるのが良いでしょう。
もちろん、葛切りなどを提供するお店は他にも沢山あります。是非ご賞味くださいね。

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