- 2019-3-2
- ブログカテゴリー: 行ってきました!。
大和郡山市で開催中の第八回「大和な雛まつり」に行ってきました。
先ずは、枝垂れ梅が満開の源九郎稲荷神社からです。ここは、「♪やまとのやまとの源九郎さん、遊びましょ」と童謡に歌われている源九郎狐の伝説に彩られた神社です。
次は、源九郎稲荷神社のすぐ北側にある町家物語館です。ここは、もと遊郭だった木造三階建てで一時は耐震工事で立ち入りができませんでしたが、今年は以前と同じように沢山の部屋に様々な時代のお雛様が並べられています。中でも二階から三階に続く大階段に飾られたお雛様は圧巻ですね。
こちらは、町家物語館から北に出て、東に向かって信号のある交差点を横断したところにある鈴木家の享保雛です。現代のお雛様とは全然違いますが、面長な顔などが江戸時代中期のお雛様の特徴なのだそうです。
関西では男雛※は向かって左が普通ですが、これは何故か向かって右側になっていますね。
最後にご紹介するのは、藍染が盛んだった紺屋町で観光スポットとしても有名な箱本館「紺屋」です。
吊るし雛が無数に飾られているので、こちらも必見ですね。この他にも定番の葉本家「ハモト プチミュージアム」米澤酒店の胴体に酒瓶が入っているという珍しい立ち姿のお雛様などもあります。大和郡山の金魚関連の観光スポットも合わせて巡ると楽しいですよ。
開催は明日、3月3日までです。
※童謡「うれしいひなまつり」の歌詞のせいで男がお内裏様で、女はお雛様という誤解が広まりましたが、男雛、女雛という言葉があるように雛人形として飾られているものは男女にかかわらず全てお雛様です。また、一番上の男雛と女雛を合わせて「お内裏様」だそうです。同様に歌詞にある「赤いお顔の右大臣」は向かって右側なので正しくは左大臣(もっと正確には、随身であって大臣ですらない)なのだそうですよ。(^^)