奈良ロイヤルホテルに泊まってみる

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またまた奈良のホテルに泊まるシリーズ…今回は奈良ロイヤルホテルです。
もとは、ファミレスなどで知られたシャロンがバブル期(1985年)にオープンしたホテルですが、現在は経営母体も変わり、客室などの施設もリニューアルされています。平城宮跡に隣接していることもあって建物は4階建てと低く客室は3階と4階のみですが、2階のホールは最大1500人にも対応できる広さで、地元での利用も多い施設です。
また、地階のラ・ロイヤル・スパは、天然温泉、バブルバス、水風呂、サウナ、歩行プール、岩盤浴などの施設を備えた大浴場で、特に滝が見える露天風呂風の女性用浴室は、2016年に改装されたものだそうです。宿泊客は、夜、朝と利用できるほか、日帰りのビジター利用にも対応しています。


エレベーターを降りたところには、修二会(お水取り)のお松明の絵が飾られています。お松明を見たことのある方なら一目見てわかる大迫力ですので、ぜひ別のフロアの絵も見ておいてくださいね。
最新の施設という感じはありませんが、内装などはリニューアルされているようです。お部屋も市街地のホテルとしてはかなりゆったりとした間取りになっています。3階と4階なのでそれほど見晴らしは期待していませんでしたが、北側と西側からは平城宮跡の大極殿が、お部屋の位置によっては朱雀門も少し見ることができます。ただし、南側と東側の眺望はあまり良くないのと中庭に面したお部屋もありますので、必ずしも眺めが楽しめるというわけではありません。
奈良観光の定番である奈良公園や東大寺からは離れた立地ですが、商業施設のミ・ナーラ(M!Nara)が隣接(徒歩約5分)しているほか、平城宮跡の中にある東院庭園や朱雀門前ひろば、平城宮跡の東側にある法華寺や海龍王寺は徒歩圏内(10~20分)と言えるでしょう。逆にJR奈良駅や近鉄奈良駅には無料のシャトルバスが利用でき、路線バスが通らない奈良町にも停車するので意外と便利です。また宿泊客は何度でも車の出し入れができるので、車での移動が主になる小さなお子様連れにも便利と言えるでしょう。北は京都、南は和歌山までつながる大動脈R24号線に面しているのですが、すぐ南側に踏切があったり、R24号線の高架の下をくぐる道があったりでちょっと出入りにはコツがいりますね。道がわからないときはフロントで訪ねてみてください。


奈良ロイヤルホテルに宿泊するうえで楽しみの一つがメニューの種類が格段に多いブッフェ(バイキング)形式の朝食(レストラン万葉)です。
特に奈良の名物などを中心とした和食の総菜が充実していますね。写真はその一例ですが、茶粥、三輪素麺、大和ま菜、豆腐、ゴマ豆腐など、ほかにもお漬物も色々あって迷います。お粥は白がゆを中華風にして食べることもできましたよ。


客室フロアが落ち着いた現代風にリニューアルされているのに比べて、1~2階はバブル期の遺産(^^)らしい金ぴかの意匠が継承されていますね。年月を経て馴染んでしまったこともあって、これはこれで海外のホテルのようで悪くはありません。アメリカやアジアのホテルにはもっと凄いところがありますよね!
さて、こちらはロビーの奥にあるティーラウンジ&バー「扇滝(せんたき)」です。名前の通り二階の高さから地上へ、そこから地階へと流れ落ちる滝を眺めることができます。季節ごとのケーキも充実していますが、ここはやっぱり1日4個(4個=1ホール)限定の若草山ケーキ(1カット500円、ドリンク付きのケーキセット1000円)ですかね?
そうそう季節限定で、大和茶と白餡を加えた生クリームのモンブラン仕立て、粒あんとあんぽ柿、奈良県産のはちみつを使用と言う「こおりモンブラン」(1200円)なんてのもやってるそうですよ。^^/
なお、ホテル内のレストランと言うこともあって、お値段は高めですが、このほかに和食の「竹の家」、別館(駐車場の南側)の中国料理「沙山華(さざんか)」があって他の奈良のホテルと比べても驚くほど充実しています。

ところで、奈良ロイヤルホテルは、2008年にフジTVで放映された奈良を舞台にしたドラマ「鹿男あをによし」(主演:玉木宏、綾瀬はるか、多部未華子ほか)のスタッフが宿泊したことでも知られ、少し前まで出演者らのサインが展示されていました。地階のラ・ロイヤル・スパは撮影にも使われたそうです。

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