- 2018-6-17
- ブログカテゴリー: 行ってきました!。
昨日(6月16日)は、奈良県内でもいくつかの地域で「虫送り」が行われる日でした。虫送りとは、田植えの時期に害虫を追い払って供養する伝統行事で、各地の農村で行われていましたが、今では継承されているところは少なくなっています。少子化や農村部の人口減少で松明を担ぐ子供たちが少なくなったことも影響しているようです。
近年では、映画「八月の蝉」の劇中で再現された小豆島の虫送りのシーンがきっかけとなって復活した地域もあるようですね。奈良市東部の名阪国道小倉インターに近い小倉町には、「田の虫送り」の名称で伝わっています。
午後6時半から観音寺の本堂で虫供養が始まります。
やがて、松明の行列が村の境まで練り歩きます。実際は、地域の方や子供たちが松明であぜ道の草に潜む虫を追い払いながらゆっくりと歩いています。写真は、長秒時露光で撮影しているので炎の軌跡だけが長く伸びているように見えます。