ガイドブックにも載っていないレアなスポットや穴場の絶景など、奈良の様々な観光情報をお届けするウェブサイトです。

Tweet

Pocket

先週は、金曜日の早朝まで雨が降りましたが、その後強い冬型にはならず、土曜日は風も弱かったので、雲海が出やすい条件でした。 いつもの榛原では、夜半のうちに発生した霧は、室生湖から住宅街の近くまで迫り、榛原の中心部も覆い隠していました。

こんな風に雲海が街灯で下から照らされる様子を見られるのは、月光に邪魔されない新月前から満月前までの二週間だけです。 今月は、今日の満月から月末の新月前までの間は月光が強くなるのでカラフルな夜景雲海を見ることができません。

少し空が明るくなってくると夜のうちは見えなかった室生湖上空の雲海も見えてきました。夜明け前の空からの青い光とわずかに残る街灯の黄緑色が良いコントラストになりました。

望遠で切り取ると、時々風が雲海の表面を乱しているのが良く分かりますね。ここに向こう側から朝日の赤い光が当たると綺麗なのでしょうが、残念ながらここは地形的に南側の山々が高くて邪魔なので秋から冬は朝日の光はなかなか当たりません。

榛原の中心部は、夜半からほとんど雲海の下でしたが、右奥の方の大宇陀方面は、この日はあまり霧が出ていませんでした。
期待したほどの大雲海ではありませんでしたが、なかなか味わい深い雲海でしたよ。