本日、12月15日から奈良を代表するお祭りのひとつ「春日若宮おん祭」が始まります。
初日は、午後1時にJR奈良駅を出発した大宿所詣の行列が三条通を練り歩き、午後2時頃に餅井殿商店街の南端近くにある大宿所に到着する予定です。
これから4日間おん祭を執り行う人たちがこもる拠点となる大宿所は、既に準備は整っていました。おん祭で使う巨大な野太刀も立て掛けてありました。
さらにお供え物の塩鮭、塩鯛、雉が、飾られています。塩鮭だけでもざっと百匹以上だそうです。屋内には衣装や鎧もなどが飾られていますね。
午後の行列の一行には、大和士や巫女さんのほか、ミス奈良、奈良市観光大使なども参加されます。その後、大宿所では、午後2時半、4時半、6時から3回に渡って「御湯立（みゆたて）」神事が執り行われることになっています。神事は代々、大和郡山の人たちによって受け継がれてきたそうです。
なお、12月17日は、午前0時の遷幸の儀（せんこうのぎ）、午前1時～2時の暁祭に始まり、最大の見どころである「お渡り式」の大行列は、正午に奈良県庁前を出発します。今年は、土曜日になるので人出が多いでしょうね。
→ 「大宿所詣」に続きます。
