明日香村の牽牛子塚(けんごしづか)古墳でライトアップが行われていると聞いて行ってきました。
今回のライトアップは国の史跡指定から100年を迎えた記念なのだそうです。
八角形で三段の現在の外観は2022年に再現されたものですが、もとは7世紀後半のもので、女帝・斉明天皇の墓と考えられることから斉明天皇陵、また八角形の形状から「あさがお塚」とも呼ばれます。
この近くにある謎の巨石、益田岩船は、当初、斉明天皇陵の石室を作る際に途中で岩に亀裂が入ったために放棄されたものだという説もありますね。
益田岩船が宇宙船なら、牽牛子塚古墳のこの外観は宇宙人の秘密基地にしか見えません(^^)!
♪オリオンは高く うたひ つゆとしもとを おとす (宮沢賢治 「星めぐりの歌」より引用)
奈良県東部や南部に比べると大阪方面の光害もあるのとライトアップの光も強いので星は見えないだろうと考えていたのですが、意外にも空が暗くてライトアップにも負けずにオリオンなどの冬の星座が輝いています。
なお、ライトアップ(午後6時~9時)は本日(2023年3月11日)までです。ガイドの方がおられて古墳の中に入ることもできます。
場所は、近鉄 飛鳥駅から徒歩で15分ほどです。車の場合は、橿原方面からR169号を南下して、飛鳥駅前を通り過ぎ、角にセブンイレブンのある交差点を右折、近鉄線の踏切を渡ってから200mで右折(信号無し)すると右手に駐車場が見えてきます。周辺は街灯も少なく場所により真っ暗ですが、昨夜は誘導員の方がおられました。駐車場から古墳までは徒歩で10分ほどです。