奈良公園の紅葉状況(11/6)

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奈良公園の紅葉状況です。正倉院展も始まり、観光客の方も多くなってきましたが、2年前の同じ時期に比べると海外からの観光客がほとんどいないので、そこまでの混雑は感じられません。


モミジの紅葉にはまだ少し早いこの時期の主役はナンキンハゼです。飛火野は、特に近年「映え」人気で、早朝は大勢のカメラマンが、朝日に輝く紅葉と鹿の写真を撮りに訪れています。昼間は、上の写真のような感じで、人影はまばら… シンボルツリーは落葉が盛んですが、奥の方はまだまだ葉が残っています。


東大寺の入り口近く、春日野国際フォーラムとの間にある浮雲園地です。ここもナンキンハゼの紅葉と鹿のスポットですが、観光客も多いので、昼間は人を避けて写真を撮るのは難しいかも…
なお、今年は、ナンキンハゼがかなり伐採(上の写真の右下)されています。


奈良公園のナンキンハゼは、約90年前に植栽されたものだそうですが、種子(上の写真の右下)を鳥が食べて運ぶのか、近年は春日山原生林へ侵入している外来種のひとつとして問題になっています。実際、若草山でもこの時期、以前はあまり見られなかったナンキンハゼの紅葉が目立つようになっており、見た目には綺麗ですが、1000年守られてきた原生林の状態を維持するための対策として仕方の無いことなのでしょう。


ナンキンハゼ以外では、桜紅葉(さくらもみじ)とイチョウも今の時期が綺麗ですね。桜と銀杏は、個体差が大きくて、まだ色が着いていないものもあれば、既に落葉したものもあるので、場所を変えて探せば、良い状態の木が見つかります。昨日は行きませんでしたが、イチョウは、大仏殿裏の講堂跡、大仏池辺りにも沢山あります。


カエデ科のモミジは、まだもう少し先になりそうです。上の写真の右上と左上は、夕景が美しい瑜伽(ゆうが)神社です。一部赤くなっていますが、まだまだ緑が目立ちます。
上の写真の左下は、吉城川で人気のスポットですが、こちらもまだ色づき始めでした。浮見堂(上の写真の右下)ももう少しかかりそうですね。
あと、人気の水谷茶屋付近も例年奈良公園の中でも紅葉は一番遅いので、もう少しかかりそうです。

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