水無月の夏越の祓する人は…

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先日アジサイを見に行ったときに買って帰ったお菓子です。その名も6月の異名、水無月(みなづき=水の月)は6月30日「夏越の祓(なごしのはらえ)」に氷に見立てて食べる習わしがあったのだそうです。三角形は氷をイメージしたもので、小豆は悪魔祓いの意味だとか。杏子を使っているのは変わり種バージョンのようです。

夏越の祓は、12月31日の年越の祓と対になる大祓ですが、明治政府が旧暦の使用を厳しく禁じたので夏を越す前に執り行うと言う変なことになってしまいましたね。季節感がおかしいと言うことで地域によっては7月31日に実施しているところもあるそうです。旧暦の2月に行われていた修二会(お水取り)を新暦の3月に月遅れで行っているのとよく似ています。


さて、上の写真の奥は、スーパーなどではいつでも見かけますが本来は「若鮎」の名の通り、初夏の和菓子です。
手前は、見た目が花のアジサイそっくりです。写真のものは「紫陽花」と言う名前では売られていなかったのですが、それの派生バージョンでしょうか。こちらも涼しげで今の季節にピッタリな和菓子ですね。

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