ふたご座流星群と木星・土星の大接近

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昨日(2020年11月29日)未明に近畿地方などの各地で満月並みの明るさの火球が観測されたそうで、映像や爆音も公開されて話題になっていますね。
夜が長く、星の観測に最適な季節になってきましたが、12月に入ると見逃せない天来ショーのひとつが「ふたご座流星群」です。(上の写真はイメージ) 今年は月明かりもなく、お天気さえ良ければ、ほぼ一晩中観測できる好条件です。12月13日夜から14日にかけてが一番多く流れて、最大で1時間当たりで55個と予測されています。また、その前後の12日夜や14日夜についても最大で1時間当たり20個以上と予測されるそうです。
周りに街灯などが無い場所で、空の暗い方向を見るのがオススメです。長時間観測する場合は、地面に寝転がると首への負担が軽減されます。なお、お出かけの際は、充分な防寒を心がけましょう。


さて、もうひとつの天体ショーが木星と土星の大接近です。もちろん実際に木星と土星が大接近するわけではなく、地球から見た見かけ上の接近ですが、今回は何と木星から一番遠いガリレオ衛星までの距離とほとんど同じくらいの距離まで土星が接近します。先ずは、12月17日の夕刻(午後6時前後)南西の空の低い位置に細い月と並んで土星と木星が見えるでしょう。(上のイメージ図は、今年2月に撮影した写真を組み合わせて作ったものなので、衛星の見え方や月の角度などが実際とは異なります。)

実際に木星と土星が一番接近して見えるのは、12月22日の3時頃だそうです。ただ、日本からは既に西の空に沈んだ後なので見ることはできません。なので、日本から見ることができる最接近は、12月21日の午後6時~6時半頃になります。超望遠レンズで撮ったら木星の4つのガリレオ衛星と土星の衛星、タイタンが一つの画角に収められるでしょうね。空が暗くなるのを待つと西の空にどんどん沈んで行ってしまうので、なるべく南西~西南西の空の低い位置が見える場所から観測するのが良いでしょう。

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