ヒガンバナの謎(その2)

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前回の「早咲きのコヒガンバナ」に引き続き、今回もヒガンバナの謎に迫ります(^^;)

日本に昔からあるヒガンバナは、遺伝子が同じクローンで開花時期がほとんど同じと言われますが、実際には同じ地域でも開花時期は多少前後します。同じ地域で気温が同じと考えるとその主な要因は、日照時間の違いです。

花を咲かせる植物は、大きく分けて、長日植物、短日植物、中性植物に分類されます。長日植物には、キキョウやハナショウブなど夏至よりも前に花を咲かせるものが多く、日照時間が一定時間よりも長くなることで花芽を作り始めます。これに対してキクやコスモスなどの短日植物は、日照時間が一定時間よりも短くなると花芽を作り始めます。


ヒガンバナもこの短日植物にあたると思われ、実際、同じ地域で上の図のように木立の陰になっているところと日当たりの良いところがあった場合は、ほぼ確実に影が多い林の中の方が先に咲き始めます。

また、奈良盆地のヒガンバナ名所の中では、葛城一言主神社のヒガンバナが比較的早く見頃になりますが、これは一言主神社の前の地形によるものでしょうね。


北向き斜面で大きな段差があるような場合、昼間見ると一見日が良く当たるように見える場所でも実際は、朝夕は日が当たらず日照時間が短くなっている場所がたくさんあります。このような場所は、平坦な地形に比べるとかなり開花が早くなるようです。

台風と秋雨前線の影響で今週は晴れ間が少な目でしたが、いよいよ週末からはヒガンバナ見頃の後編に入りそうですね。朝夕は冷え込みもあります。羽織るものを1枚多めに準備してお出かけください。

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