都祁の社寺めぐり?

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名阪国道の針インター直ぐ横、針テラス情報館の展示室リニューアルの準備で久しぶりに都祁(つげ)地域の社寺を回って写真を撮りました。奈良市の東部にある旧都祁村は、近隣の宇陀市などに比べるとほとんど観光開発はされていないものの古いお寺や神社が残っていて貴重な石造物などの宝庫になっています。
先ずは、上の写真の左、白石国津神社… 古祭と言う珍しいお祭りでも知られます。この神社から東側にある雄神神社に向かう途中、田んぼの中に島のようにポツポツと浮かぶ森(上の写真の右)は「やすんば」と呼ばれ、神様が休憩するところだそうです。

こちらは多田来迎寺(来迎寺町)周辺です。来迎寺の背後の丘には100塔にもおよぶ五輪塔群(上の写真の左上)があり、そのうち十数塔は、南北朝以前のものだそうです。


こちらは、都祁水分(つげみくまり)神社の狛犬です。この神社は大和国の4つの水分神社(都祁、宇陀、吉野、葛城)のうちの一つで、創祀は飛鳥時代とされ、地域では「すいぶんさん」などとも呼ばれています。特に本殿の両脇にある狛犬は、胴体に対して頭が小振りの独特の造形で、鎌倉時代後期の秀作です。

この狛犬、実は過去に精巧なレプリカが制作されて近鉄奈良駅の5階に展示されていたそうで、そこでご覧になった方も多いのではないでしょうか? 現地では、格子越しにしか見ることができませんが、今回は許可をもらって撮影させて頂いています。

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