節分が2月3日とは限らないワケ…

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小正月も終わると次は若草山の山焼き、2月になれば節分関連の祭事と春が一歩ずつ近づいてきますね。
ところで、近年(35年間ほど)節分は2月3日という年が連続したので、節分は2月3日で固定していると思っている方も多いのではないでしょうか?
節分は立春の日の前日と決まっていますが、立春の日は年によって変動するので節分も2月2日~4日の間で変動することがあります。立春は、二十四節気の冬至と夏至の中間点なので、ざくっと言うと地球の公転周期を四等分したうちの一つなのですが、これは割り切れない数字なのでもともと毎年変動しており、新暦との間でもずれが生じます。
まだ、確定していないようですが、2021年の節分は2月2日になる可能性(未確定)があり、その後も2056年頃までは、うるう年の翌年は、2月2日、それ以外の年は2月3日になる可能性が高いそうです。

ところで、現在日本で行われている祭事は、明治時代に旧暦が新暦に改められたときにそのままの月日を新暦に当てはめた結果、本来の季節からずれてしまったり、意味が薄れてしまったりしているものが多いですね。
例えば、元旦は新月、小正月は満月でしたが、新暦では月の満ち欠けとは関連がなくなっています。七夕が梅雨の最中だったり、盛夏になるよりも前に「夏越の祓」が行われたりする(地方や社寺によっても異なる)のもそのためです。采女祭(中秋節)のように月齢に合わせて毎年日付が変動する祭事はむしろ希少な方かも知れません。

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