アンドロメダ銀河を撮ろう!

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新月が近づき秋の星座が綺麗に見える季節になってきました。これから夜が長くなるので夕方には夏の星座、明け方には冬の星座と宇宙の広い範囲が一晩中見られる季節になります。天の川の濃い部分は、かなり西に傾いてきましたが、まだ夜の早い時間なら南の空に見ることができます。
さて、私たちの太陽系がある天の川銀河と同じく渦巻型の銀河と言えば有名な「アンドロメダ銀河」ですが、この季節、ほぼ一晩中見ることができますよ。特に朝の4時ごろは、天頂に近い場所になるので光害の多い都市部の近くでも比較的簡単に望遠鏡で見たり写真に撮ることができます。


アンドロメダ銀河の探し方… です。
一般的には、秋の大四角形(ペガスス座)の頂点のひとつ「アルフェラッツ(意味:馬のへそ)」からアルファベットのAのように見えるアンドロメダ座をたどるのが普通です。ただ、初心者の方にはアンドロメダ座を見つけることが難しいと思うので、ここでは誰でも知ってる(?)カシオペア座からたどる独自の方法を記載しておきます。
上の写真は、午前4時ごろ西北西(と言ってもほぼ真上)の空です。カシオペア座のW字の一角目を真っ直ぐ3つ分延長します。そこで90度右に曲がって1つ分の辺りです。肉眼ではぼんやりとした星にしか見えないので、ほぼ視認できないと思って下さい。

そこで登場するのがデジカメと三脚です(^^)!
普通の三脚でカメラを真上に向けるのはちょっとコツがいります。うまくいかないときは、脚の長さを1本だけ短くしたり、角度調節のハンドルが脚に当たって邪魔になるときはカメラを前後逆向けに付けるとうまく行くときがあります。レンズは、広角(28mm前後)がオススメです。大きく写したくていきなり望遠レンズを使うとフレーム内に入らなかったり、流れたりしてうまくいきません。ピントはモニター画面などを使ってマニュアルで明るい星に合わせ、絞りは開放にします。露光時間が長くなると像が流れてしまうのですが、あまり短くすると暗くなるので、その分ISO感度を上げる必要があります。レンズの明るさや空の明るさによって違ってくるので何が正解と言った決まった数字はありません。撮った結果を見ながら調節してください。

肉眼では、わかりにくい星ですが、カメラの目で見ると意外と簡単に楕円形の姿が浮かび上がってきますよ!
空気が澄んでいて光害が少ない環境なら、カシオペア座の辺りに天の川も写るかも!?

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