吉野山で桜紅葉が見頃

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寒いながらも穏やかなお天気が続きますが、吉野山では桜の葉が色付く桜紅葉が見頃になっています。
カエデの様な真っ赤ではなく茶色っぽい色ですが、逆光や斜光で透かして見るとオレンジ色に輝いて見えます。吉野山の桜は、少しずつ違った性質のヤマザクラが混在しているので一斉に同じ色に紅葉するのではなく、早いものや遅いものもあって、色とりどりのモザイク模様になります。針葉樹の緑とのコントラストも綺麗ですね。

なお、桜の葉が散ってヤマザクラが白い枝だけになってから、今度はカエデモミジの紅葉が始まります。


【追記】
桜紅葉を逆光※で撮る効果について実験してみました。
※便宜上「逆光」としていますが、実際はレンズの中心軸と太陽の方角が40度くらいあります。

順光で撮る場合は、葉っぱが全て反射光となって明るくなるので相対的にバックの空が暗くなり青色が鮮やか(PLフィルター不使用)ですね。反面、枝や幹などにも日が良く当たるので葉の部分だけが浮き上がるような効果は出ません。
逆光の場合は、ほぼ全ての葉っぱが、透過光になり暗い影の中に浮かび上がるので輝いて見えます。一方、露出を葉に合わせると空は明るすぎて白っぽく写ります。
斜光の場合は、反射光と透過光で輝度差が大きいので、上の写真では反射した部分は白飛び、透過光の部分がオレンジ色、別の葉で影になった葉は茶色に写っています。こうやって見ると完全な逆光でなくて、太陽との角度が90度近く離れていても透過光の効果はあるようですね。

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