- 2018-4-3
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大和郡山の城下町で長らく親しまれてきた金魚の電話ボックスが、今年のお城まつり終了後の2018年4月9日に撤去される予定だそうです。
撤去されることになったのは、下記のような理由からだそうです。
●当該金魚の電話ボックスは、京都造形芸術大学の教授と学生からなる金魚部が発表(2011年)したものがもとになっている。
●上記の作品が、福島県在住の現代美術作家の作品(1998年)に酷似しているとの指摘があった。
ここから、撤去することになるまでの詳しい経緯については、「大和郡山 金魚ボックス 撤去」などで検索すれば多数の記事が見つかります。
すべての情報が公開されているわけではなさそうなので、ここでは直接的な意見は差し控えますが、金魚の町の名所になっていたので残念なことではありますね。
ちなみにこれが、商標権や特許の問題であれば、比較的話は簡単で、日本の場合だと大抵は先願主義(先に出願した側に権利がある)に基づいて権利者が決まります。今回のような著作物の場合は少し話が違っていて、(模倣ではなく)偶然そっくりな作品が生まれた場合は、両方の著作権が認められることもあります。
判例としては、松本零士さんが、槇原敬之さんに謝罪を求めて訴えた
●「銀河鉄道999」の作中フレーズ「時間は夢を裏切らない、夢も時間を裏切ってはならない」
●「約束の場所」(CHEMISTRY)の歌詞中「夢は時間を裏切らない。時間も夢を決して裏切らない」
が有名です。こちらも詳細は、ネットなどに多数記事が出ています。