聖林寺の南天うさぎ ^^/

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大神神社の南、談山神社に向かう道の途中にある小さなお寺、聖林寺を尋ねました。この辺りは、少し高台になっていて門前からは三輪山の西麓や箸墓古墳が見えます。

石垣の上に門があります。見た感じは普通の山寺ですね。

こちらの本堂の左側に受付があります。右側の回廊に回って三輪山の方向を眺めることもできます。また、このお寺の南西方向、明日香村の岡本に続く連山は小倉山と呼ばれ万葉集に「夕されば小倉山に鳴く鹿は今夜は鳴かずいねにけらしも」と詠まれたそうで、小倉山の名前はのちに京都の嵯峨に受け継がれたのだそうです。この辺りは、嵐山や「ホウヅキ尾」(保津峡)が吉野山から京都に受け継がれた話とよく似ていますね。

建物の内部は撮影できないので、パンフレットでご紹介しておきます。左上の大石仏、子安延命地蔵がご本尊です。安産・子授けのお地蔵さまとして親しまれていて、ご祈祷も行っているそうです。そして、その右下の国宝・十一面観音菩薩は、本堂から登り回廊でつながっている観音堂に安置されています。何と天平時代(760年代)の作で、この時代の仏像が完全な形で残っているだけで凄いのですが、仏身だけで2m以上あるものが台座の上に載っているので迫力もあります。
もともとこのお寺にあったものではなく、廃仏毀釈の時代に大神神社の神宮寺であった大御輪寺から避難する形で移されたものだそうです。道理で頑丈そうな観音堂やガラス張りの部屋は、このお宝を安置するために建てられたものだったのですね。(^^)

さて、今回の目的は、こちらの「南天うさぎ」ゲットです。お寺の境内には、サクラやヒガンバナもありますが、特に冬のナンテンが有名だそうです。南天→難を転ずるからお守りとなっているようですが、ナンテンの絵が入ったピンクのエプロンが可愛いですね~
聖林寺へは桜井駅から南へ約2.5km、県道37号線沿いの分かれ道に看板が出ています。また、談山神社行バスの途中に聖林寺バス停があります。

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