奈良盆地を覆うオーロラ雲海(その1)

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今朝は、一昨日と昨夜の雨の後、急激に晴れ上がり、風もないわかりやすい雲海日和でした。いつもの宇陀榛原鳥見山を目指して出発したのですが、奈良盆地の中央辺りで結構霧が濃くなっていたので、急遽行先を変更して天理の龍王山へ…
天理の辺りから西の空を見ると普段は大阪の街灯かりが邪魔をして星空は見えにくいのですが、それでも今朝は西に傾きかけたオリオン座やシリウスなどがくっきりと見えています。二上山の奥には赤味を帯びた大阪の夜景も見えています。今朝はそれだけ空気が澄んで良く晴れていると言うことなのでしょう。こんなときは、強い放射冷却による放射霧が期待できます。


市街地などではまだ霧が出ていませんが、山のすそ野や田畑の多い地域では、すでに地を這うような霧が出ています。放射冷却が強い朝ほど、霧が低く漂うので、街灯に下から照らされて七色に輝く所謂「オーロラ雲海」が見られます。また、街灯が天然のソフトフィルターによって拡散され、まるでクリスマスイルミネーションの様に見えることもあります。


まだら模様だった霧が少しずつ大和高田や橿原の市街地にも広がってきました。このまま行けば夜明けまでには盆地全体を覆う大雲海になるかも知れません。

→ 奈良盆地を覆うオーロラ雲海(その2)に続きます。

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