- 2020-4-25
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4月22日に極大を迎えた「こと座流星群」は、雲が多いお天気で残念でした。このご時世なので、自宅のベランダや近所の見晴らしの良い場所で星空を眺めるのもストレス解消に良いかもしれません。次は、5月6日に「みずがめ座流星群」がピークを迎えます。
今朝は、流星はあまり期待できないものの、とても良く晴れて月も新月過ぎで見えなかったので、暗い場所なら天の川もくっきりと肉眼で見えるほどでした。今の時期、天の川が見えるのは、午後11時ごろから空が明るくなり始める午前4時過ぎ頃までです。夜明け前には、南の空に垂直に近い角度で立ち昇る天の川を見ることができます。午前2時以降なら目が慣れるまでは、上の写真を参考に木星と土星を目印にして方角を見定めると良いでしょう。春先に天の川付近に見えていた火星はこれよりも左の方に移動してしまっています。
南斗六星(いて座)の付近を拡大してみました。この辺りは、私たちの太陽系が属する天の川銀河の中心部で、沢山の星や星雲が集まってひときわ明るくなっています。肉眼では、薄い雲のように見える天の川ですが、写真や望遠鏡で見ると星雲ごとに色が違ってとてもカラフルなのが良くわかりますよ。
↑「バンビの横顔」と呼ばれている辺りをトリミングでさらに拡大してみました。