航空安全の神社

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航空安全の神社と言えば、京都府八幡市にある飛行神社や各地の空港の近くにある神社が知られていますが、その多くは近世以降に創建されたものと思われます。こちら、大和郡山市の矢田坐久志玉比古神社(やたにいますくしたまひこじんじゃ)は、詳しい創建年は不明ですが、物部氏の祖先神である櫛玉饒速日命(クシタマニギハヤヒノミコト)を祀っていることから、かなり古い(6世紀前半以前)神社であることは間違いなさそうです。


鳥居をくぐると立派な楼門が見えてきます。天孫降臨に先立ってクシタマニギハヤヒノミコトが天磐船で空から降りてきた神話にちなんで航空安全の神社と言われるようになったのでしょうか、楼門の二階部分には木製のプロペラが飾り付けられています。航空自衛隊関係者などの参拝もあり、毎年9月20日には航空祭が、2月1日には筒粥占(粥で1年の吉凶を占う)が催されているそうです。


このプロペラは、第二次世界大戦以前の中島飛行機製「陸軍九一戦闘機」のものだそうです。ちなみに中島飛行機は、スバル(富士重工業)の前身で、飛行機のみならずエンジン性能が当時から世界トップレベルだったそうです。他社の飛行機(三菱のゼロ戦など)にもエンジンが採用されていたことで広く知られています。


こちらは、二の鳥居と拝殿です。このさらに奥に本殿があります。

場所は、大和民俗公園(大和民俗博物館)の駐車場から森を挟んで西側にある矢田小学校の直ぐ西隣です。神社の駐車場もありますが、周辺は道が曲がりくねっていて起伏もあるのでちょっとわかりにくいですね。車で行く場合は、矢田寺の800mほど手前にある歩道橋のある交差点(矢田寺の大きな看板あり)を北へ450mで右折すると左手に鳥居(このページの最初の写真)が見えて、続いて同じく左手に駐車場があります。

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