天理の柿と絶景ポイント

Pocket


奈良で秋の味覚と言えば正岡子規の「柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺」で知られる柿!
今回は、青垣の山々を縫い続く歴史に彩られた「山の辺の道」沿い、天理市萱生町の山中農園さんの柿畑を訪問しました。

大和盆地を見下ろす斜面一帯に柿畑が広がっています。柿の品種は約1,000種とも言われますが、農家の庭などで見かける柿の木に比べるとここの柿は背が低いですね。タンニンを多く含む渋柿ですが、炭酸ガスを使った自家脱渋(上の写真の右)を行ってから出荷されます。もともと柿がタンニンを含むのは、熟す前に動物などに食べられるのを防ぐためで、炭酸ガスなどを使ってタンニンを不溶性に変化させるとことで渋さを感じなくなるのだそうです。タンニンをあまり含まない甘柿の種類もあり、好みの問題でしょうが、脱渋した渋柿の方が甘みは強いようですね。

あと、柿の葉は真っ赤に紅葉することでも知られますが、最近は温暖化の影響もあってか、紅葉せずに散ってしまうことが増えたそうです。


さてこちらは、山の辺の道から柿畑を500mほど東に登ったところにある、知る人ぞ知る絶景ポイント「二ノ瀬池湖畔」です。奈良県の景観資産にもなっており、標高が低い割には奈良盆地の大半が見下ろせます。

なお、ここからの二上山への「鞍落ち」は、11月4日前後になりそうですよ(^^)!


上のパノラマ写真は、私有地なので普段は入ることができない西山塚古墳からの眺望です。(許可をもらって撮影)ここは、山ノ辺の道沿いですが、少し小高くなっているので、なかなかの絶景ですね。イベントなどで一般に開放されることもあるそうです。

なお、山中農園さんなど天理の柿は、名阪国道の針インター・針テラス内「つげの畑高原屋」、奈良市ならまちの奈良町情報館などでも販売しています。(奈良町情報館については入荷数が少ないので在庫確認のうえでご来店ください。)

Website Pin Facebook Twitter Myspace Friendfeed Technorati del.icio.us Digg Google StumbleUpon Premium Responsive

ブログカテゴリー

月別アーカイブ

ブログ新着記事

 
ページ上部へ戻る