修二会が終わりました!

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昨夜(3月14日)で東大寺二月堂の修二会が終了し、やっと奈良にも春がやってきました。写真は、3月12日の深夜(13日午前2時頃)二月堂の前の閼伽井屋(あかいや)の若狭井から香水が汲まれる「お水取り」の名前のもとになった儀式です。
二月堂縁起によれば、「魚を採っていて二月堂への参集に遅れた若狭の国の遠敷明神が、遅れたお詫びとして、二月堂のほとりに清水を涌き出ださせ観音さまに奉った」ことに由来するそうです。これに先立ち、3月2日には、若狭(福井県小浜市)の神宮寺では、お水送りが行われます。そのお香水が、10日間かけて二月堂の若狭井に届くと言われます。閼伽(あか)とはサンスクリット語で功徳水と訳されるarghaに由来するそうです。

奏楽が流れる中、二月堂の南側の階段から松明と共に行列が下りてきて、閼伽井屋で閼伽桶に香水を汲みます。これが、繰り返し三回行われます。照明は消されるので、篝火、松明の炎と月明りくらいしかなく、高感度のカメラと明るいレンズなどが無いと撮影は難しいかもしれません。特に、閼伽井屋の前は、篝火も届かず、ほとんど真っ暗です。もちろんフラッシュやAF補助光などの光を出すものは厳禁です。

午前1時半からとなっていますが、実際は2時前くらいから始まります。一般の参拝者は南側の石段と閼伽井屋の前に張られたロープの外側からの拝観となりますが、最前列は、午後11時ごろには埋まっていました。最前列の方は座って見られる方が多いので、2~3列目でも十分に見ることができるでしょう。ただし、ロープの内側に世話役の方が立たれることもあります。

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